あの日の教室、1人の少女、机と椅子と黒板と。~5人の少女の物語。~

あまりの惨状に目を疑う。

いつも図書室に来るあの子の周りには本当に誰もいない。

「つーかさぁ、

あいつ人付き合いやばくてぇ、

なんか……って、あ……。」

やっぱり稲村はそそくさと逃げた。

ちょうどチャイムが鳴る。

「詩菜、寿美、いくよ」

バスケットシューズを持った稲村は、

なんか不機嫌そうにバスケ部員たちを呼んで、

そのまま体育館に行った。

「どういうこと」

真結乃を問い詰める。