あの日の教室、1人の少女、机と椅子と黒板と。~5人の少女の物語。~

数日後の、中休み。

私は、再び図書室に行った。

その子も、やっぱりいた。

髪をむしりながら、

マンガを読んでいた。

それもすっごく面白いやつ。

でも、顔はちっとも笑ってなくて、

目は虚ろだった。

私に気付くと、

「ひさしぶり」って、ほとんど分からないくらいの、弱々しい笑顔で返してきた。