あの日の教室、1人の少女、机と椅子と黒板と。~5人の少女の物語。~

中学に上がって、私はよく図書室に行くようになった。

図書室にいつもいる人なんて決まってるし、

よっぽどのことがなければ互いのことに干渉しあうこともない。

それに、1人ぶんずつに仕切られた自習スペースもある。

だから、自分1人の世界ができる。

結局、稲村は私のことをいじめに来なかった。

何か言ってるって噂も聞かないし。

今のところだけど。