あの日の教室、1人の少女、机と椅子と黒板と。~5人の少女の物語。~

稲村のあまりにでかすぎる声にみんな振り向く。

教室がしんとする。

そうして、暫くすると、

妙な感じで教室がざわつき始めた。

何か遠慮がちな、

でも陰口を言うざわつき。

ケガ、しちゃダメなの?

何で、何で……。

私はその場で過呼吸になって、

保健室に運ばれてその日は早退した。