あの日の教室、1人の少女、机と椅子と黒板と。~5人の少女の物語。~

観覧車が回りきって時計を見ると、

もう11時45分だった。

「お昼にしようか」

私が言う。

「賛成」

そう返してきた誠に、

何が食べたいか訊くと、

「なんでもいい」なんて返してきた。

私はそういうところが好き。

そこまで遠慮しなくてもいいのに、ってくらいの性格。

「見つけたところにしようか」

私はそう言って歩き出す。

誠と手をつないで。