何やかんやしているうちに時間は過ぎ、もう夕方の6時30分。



…そろそろ帰ろうかな。



橋本くんの部屋にいた私は、わざわざ起こすことはせずに、置き手紙を書くことにした。



書き終わり、それをベッドの端に置いて帰ろうと立ち上がった。



すると、また午前中のときのように手を取られた。




「…どこ…いくの?」



まだ意識がはっきりしていないのか、またまた目がとろんとしてる。



「もう帰ろうと思って。あ、ご飯作ってあるから、良かったら食べてね。」