『来週の土曜日さ、部活もオフで、友達から遊園地のチケットもらったんだ! …だから、さ、一緒に行かね?』 時々噛みながらも一生懸命に伝えてくれた「デート」の誘い。 それだけで胸が暖かい。 『うん!行きたい!』 電話越しに会話をしたのは、デート一週間前の土曜日だった。