【LOVE&PIECE】

「はぁい、シュ〜トッ!」

真守はガラ空きのゴールめがけてシュートを放った。
きれいなカーブを描くボールは、そのままネットに吸い込まれるように入ったかと誰もが思ったその時ーーー


「ーーーさせるかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ
ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ」


トップスピードで追いついた修治はそのボールを反対側のゴールへと勢いよく蹴り飛ばした。
ヒュッと真守の横を通り過ぎる修治渾身のシュートは、心無しか炎を纏(まと)っているような気がする。
多分あまりの速さと威力に空気摩擦(まさつ)でも起こしているのではないだろうか・・・・・多分。


その炎を纏ったボールはボシュ…ッという音と共に先制点を取った。
ここで一番凄いのはネットが突き破れなかったことだろうか。


「オウフwwwwwwダーリンwwwガチすぎwww」


あまりの必殺シュートに真守は腹を抱えて笑った。
実際外野として見ていた生徒達にとっては笑い事ではないのだが…