「ま゛も゛る゛ぅあ゛ぁぁぁぁぁぁぁぁ
ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁボールをよこせぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇッ」
雲一つない晴天に似つかわしくない雄叫び…ではなく、サタンのデスボイスがグランドに響きわたる。
サタンこと獄寺修治は真守にボールをカットされスイッチが入ったのか、開始から1分も経たずにこの形相(ぎょうそう)である。
グランドに横たわる屍(という名の各チームメイト)達を回収する者と、被害が及ばぬよう身をひそめる者など…
グランドは既に戦場と化していた。
「きゃ〜修治くん こわぁい☆」
だが修治のスイッチを押した本人はきゃっきゃっと少女のようにゴールへと翔け上がっていた。
いやホントマジで乙女走りしてるから、アレでサッカー部のエースから逃げられるマモすげぇよ。
つかその走り方が違和感仕事しなさすぎてヤヴァイ。
などと心中驚いているロリコン狼谷くんだが、一番安全地帯で身をひそめているのは彼だけだろう。

