「わりぃな、巻き込んじまって」
逃げないよう硬く結び付けられたロープをナイフで切ると手足の拘束を解いた。
「センパァァァイッ!!!」
「ぉわっ」
余程怖い思いをしたのか、人質にされた少年は真守に抱きついた。
「おーよしよし、ほんとすまねぇ」
ポンポンと優しく背を叩き、少年をあやす。
「・・・で・・・・・・・ゎ・・・・・か・・・・・・」
「?」
何を言っているのか聞き取れず首を傾げるとバッと顔を上げ、肩を掴まれた。
「なんで縄解いちゃったんですか!!」
は?
いやいやいや
何言ってんのコイツ
仲間がぐるぐる巻に縄で縛られてたら誰でも解くだろ。
「ちょっとキツめに縛られた挙句放置プレイされて、楽しんでいたというのに!!」
酷い先輩!!
と言い泣き出した。
あぁそういや こーゆう奴だったなコイツは
心配して損した。
こんな奴放っておいて早く家に帰ろう。
今日の晩飯はなんだったかな・・・
「というわけで責任とって、もう一度縛ってください!!」
「てめぇで縛ってろド変態」
あまりの気持ち悪さに毒つくと逆に喜ぶマゾ。ほんとマジキモい。
「あぁん先輩もっと苛めてぇぇぇぇ♡」
「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!寄るな変態ぃぃぃぃッ!!」
その後真守はドマゾが再起不能になるまでボコボコにして自宅に帰った。
余談だが、このドマゾの名は沢田 健太郎と言う。
別に覚えなくてもいい。
名前を呼ばれないだけでも興奮しちゃうくらいマゾを拗(こじ)らせてるけどな。
ほんと気持ち悪い・・・

