けど今、そんなものは結局全部言い訳だったと分かった。
再会して二日しか経ってないけど、姉ちゃんのことが前よりもっと好きになってる。
どうすればこの想いは報われるんだろう。
姉ちゃん───・・・。
「絢美ー!慧ー!起きなさいよー!!」
「ぉわ!遅刻するっ!!!」
階段の下から母さんが叫ぶ声がして、姉ちゃんはバッと飛び起きた。
そして俺の存在に気づく。
「っうわぁぁ!!慧?!」
「寝すぎ」
驚いている姉ちゃんのおでこにデコピンをした。
痛そうにおでこをさする姉ちゃん。
「早く行こ」
「う、うん・・・」
姉ちゃんに笑いかけ、俺は自分の部屋に戻った。
ささっと学校に行く支度を済まして一階に降りる。
リビングには作りたての朝食が並んでいた。
「おはよ」
「おはよう」
母さんとあいさつを交わし、朝ごはんを食べ始める。
しばらくして姉ちゃんが慌てながら一階に降りてきた。
「ちょっと慧!ゆっくりご飯食べてる暇ないよ!!」
「え?」
「奈津と待ち合わせしてるんだから!」
「そうなんだ、行ってらっしゃい」
「慧と一緒に行くって昨日決めたじゃん!行こうよ!」
「俺も一緒に?!」
「そ!行くよ!」
朝ごはんを食べ終わる前に姉ちゃんに腕を引っ張られて、俺たちは家を出た。

