─────・・・
翌朝。
───ピピピッ、ピピピッ
「ん~・・・」
目覚ましの音で体を起こした。
まだ眠たい目を擦りながら、姉ちゃんの部屋のドアをノックする。
「ねーちゃ~ん、入るよ~?」
ドアの前で大きめに言っても、反応がない。
寝てるな、多分。
───ガチャ・・・
ゆっくりとドアを開けて、姉ちゃんの様子を見る。
案の定、姉ちゃんはベッドの上で気持ちよさそうに寝息をたてて寝ていた。
「姉ちゃんってば、起きろよ」
体をゆすって呼びかけても起きない。
「おーい、おーきーろっ。遅刻するぞ」
頬を少し強めにつねってみても起きない。
寝すぎだろ、と思いながら姉ちゃんのベッドに腰掛ける。
ギシッとベッドが音をたてた。
「んー・・・」
「わっ」
姉ちゃんが寝返りをうって俺のほうを向いた。
そしてへにゃっと頬を緩めて、かわいらしく笑う。
「けい~・・・すきぃ・・・」
確かに姉ちゃんはそう呟いた。

