すぐに慧が上がってきて、隣の部屋に入っていく。
私は自分の部屋のベッドに寝転んだ。
「はぁ~・・・」
本日2度目のため息。
天井を見上げながら大きく息を吐き出す。
・・・あぁ、どうしよう。
慧のことで頭がいっぱいだ・・・。
・・・今日は色々ありすぎた。
もう疲れたし、寝ようかな。
これ以上考えていると頭がおかしくなりそうだったから、ベッドに潜り込んで目を閉じた。
───ドサドサドサッ!
「!!」
目を閉じて1分も経たないうちに隣から大きな音がして、私はベッドから飛び起きる。
なにが起きたの?
私はすぐに慧の部屋に行き、ドアを開けた。
「慧?大丈夫?」
「あぁ姉ちゃん、ごめん。大きい音出して」
「全然いいよ、どうしたの?」
「荷物が落ちてきた」
「そっか、良かった・・・」
慧は別に怪我をしたわけでもないみたいだ。
なんともないと分かって、安心した。
「・・・」
「ん?なんかおかしいこと言った?」
慧がじっと私を見つめてくるから、少し焦って慧に訊ねる。
「いや・・・」
「?」
綺麗な瞳は、まだ私を捉えている。
・・・なに?
そんなに見つめられたらドキドキするんだけど・・・。
無言で私も慧を見つめ返していると、慧が突然ふっと笑った。

