半分以上のダンボールを整理し、一段落したところでお母さんの声がした。
「ご飯できたわよ~」
「分かった、降りる~!」
大きい声で返事をして慧のほうを見る。
慧も大体終わったみたいだ。
「慧、降りよ!」
「ん」
2人で部屋を出る。
慧がドアを閉めようとした時。
一瞬だけ、あるダンボールが目に入った。
そのダンボールには色々な小物があって。
たくさんの小物に埋もれた、可愛らしいプラスチックの透明の箱に、
折り曲げられたプリクラと少しのストラップやミサンガがあるのが見えた。
・・・なんとなく、予感がする。
あれは・・・。
元カノとの思い出のもの、だろう・・・。

