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「「ただいま」」
声をそろえて帰ってくると、お母さんがすぐに玄関に飛び出してきた。
「慧!おかえり!久しぶりね」
「うん、今日からまたお世話になります」
笑顔の2人を見て、微笑ましい気持ちになる。
お母さんの目にはうっすら涙が浮かんでいたけど、私も慧も気づかないフリをして家に上がった。
「あ、慧の荷物、絢美の隣の部屋に置いてあるからね」
「分かった」
「どうする?先に整理する?」
「ん~、そうするわ」
「お母さんその間にご飯作ってるから、絢美手伝ってあげて」
「はーい」
お母さんに言われ、私は慧を2階の部屋に案内した。
部屋にはなかなかの数のダンボールが積んである。
「結構あるね。終わるかな」
「いいよ、俺1人でやるから」
「暇だし手伝うよ?遠慮しないで」
「・・・じゃ、お願いしようかな」
それから慧の荷物の整理が始まった。
服やら本やら、たくさんのものを部屋に収めていく。
・・・慧、大きい服着るなぁ。
背がすごい伸びたもんね。
あ、こんな本読んでるんだ。
なんか、意外かも。
なんて色々思いながら、整理を進める。

