「俺もなかなか、カッコよくなったでしょ?」
「なーに言ってんの、ナルシか!」
「とか言って俺に見とれたくせに~」
「な、っば!」
見とれてたの、バレてたんだ!
あぁもう最悪~~~!!
恥ずかしい・・・恥ずかしすぎる・・・。
「姉ちゃん?」
「・・・なに」
「怒った顔も、なかなか可愛いよ?」
「もーからかわないでよ!!ていうか早く帰るわよ!!」
「あはははっ、は~おもしろ~ははっ」
・・・どうせ、慧は冗談を言っているだけなのに。
どうしてこんなにドキドキしてるの?
なんでこんなに顔が赤くなってるの?
私は慧にバレないように、早歩きで慧の前を歩いた。
こんなにドキドキするなんて・・・。
・・・私、もしかして。
慧のこと───・・・?
「ないないない!絶対あっちゃダメ!」
「え?何が?」
「え?あ!や!何でもないっ!」
私はもっとスピードを上げて歩いていく。
慧は可笑しそうに私の後をついてきた。

