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結局、放課後になるまで考え込んでしまった。
いくらなんでも考えすぎだ、私。
いい加減他のことを考えようと、頭を横に振る。
「絢美?もうチャイム鳴ったよ?帰ろ」
奈津がカバンを肩に下げて、私の席にやって来た。
「あ、ごめん」
慌てて帰る準備を始める。
・・・と、あることを急に思い出した。
「ごめん奈津!私今日用事あるの。先帰ってて?」
「そうなの?わかった、またね」
「うん!ごめん」
教室を出て行く奈津を見送り、私はケータイを開いた。
お母さんからのメールが届いている。
【今日、慧が□×駅まで来るらしいから、迎えにいってあげて!改札の近くで待ってるって!】
すぐに分かった、と返信を送り教室を出る。
慧のこと、すぐに分かるかな~・・・。
変わってなかったらすぐに分かるんだけど・・・。
多分変わってるよね。
期待と少しの緊張を感じながら、慧の待つ駅に向かった。

