お母さんが泣き崩れている姿を見て、私もひたすら泣き続ける。
何度も何度もごめんなさいと謝りながら。
でもしばらくするとお母さんは、すっと立ち上がって自分の頬を両手で叩いた。
もう涙を流してはいない。
「もう泣かない。ごめんね絢美、慧・・・お母さんが頑張るから」
家族写真の入った写真立てを見ながらそう言い、お母さんは洗面所に行った。
その隙に私も急いで自分の部屋に戻る。
・・・お母さんは、強いな。
私も強く、ならなくちゃ。
涙を拭ってアルバムを元に戻し、ベッドに潜り込む。
明日から、慧が来るんだ。
いちいち傷ついて、泣いてなんかいられない。
・・・もっとしっかりしないと。
強く決意して私は深い眠りについた。

