そのあと夜ご飯を食べ終わりお風呂に入った私は、濡れた髪を乾かしながら自分の部屋に入った。
そして本棚からゴソゴソと昔のアルバムを引っ張り出す。
どれだっけ・・・。
あ、あった。
【慧3歳、絢美5歳】
背表紙に書かれた文字を見つけて、私はベッドに寝転がりながら懐かしい思い出の写真を眺め始めた。
写真の中の慧は、とても幼く可愛らしい。
まぁ3歳だから当然か。
私は案外変わってない?
お母さんは相変わらず美人だ。
お父さんは・・・半目になってるし。
と、心の中で笑いながらもページを次々とめくっていく。
色々な場所で色々なことをしながら笑っている、私や家族みんなの写真。
幸せだったなぁ、なんて思い返して。
ページをめくる。
戻りたいなぁ、なんて思ったりして。
またページをめくる。
・・・寂しいなぁ、なんて思って。
止まった手に涙が1粒、2粒と落ちていった。
「・・・うぅぅ」
涙が止まらない。
私は声を押し殺し、枕に顔をうずめて泣いた。

