「それじゃヤバイよ…!
弥生さんが危ない!」
「いや、アイツなら大丈夫だろ…
水無月が匂い嗅いでいたとしても…
何かするとも思えないし…」
いや、南さんは知らないんだ…
水無月さんの本当の姿を…
「悠真は、危険なんだよ!
アイツ、今はあんなんだけど…
昔、めっちゃ女の人たぶらかして…
狼のように女の人に色々なことしてたんだよ!」
そうだ…
水無月さんは、危険なんだよ…
水無月さんの昔を知っている僕らだから分かる!
「お、俺…行ってくるよ…!
南さんたちは、ここにいて…!
あの香水の効果は使ってから…
一時間で、きれるから…
そのあと来て…!」
「お、おい…!」
「ゆ、結城さん…!?」
結城さんは、急いで事務所に向かった。
僕と南さんは、どうすることも出来ず…
ただ、その場に立っていた。



