BBB ~ 変人たちの集まり ~ ②


~ 暁 視点 ~


「ここまで離れれば大丈夫だろ…


まさか、悠真のヤツ…

まだ、あれを処分してなかったなんて…」


「お、おい…!結城!

どういうことだよ!?


なんで、俺らを事務所から…

いや、七瀬から引き剥がしたんだよ…!?」


意味が分からないって顔をしている南さんは、複雑な顔をしている結城さんに向かって言っていた。


「……………悠真が前に、あの香水を発明したんだよ…」


「えっ…!? あれって…

水無月さんの発明品だったんですか…!?」


普通の香水に見えたけど…


「あっ、そっか…

あのとき、暁くん仕事でいなかったから分からないんだね…


あれは、悠真の発明品で…

すごくヤバイものなんだ…」


「だから!どうヤバイんだよ!」


南さんは、はっきり言わない結城さんに苛立っていた。