「翔ちゃ~ん!おかえりっ!」
私は、水無月の部屋のドアを開けて…
翔ちゃんに抱きつこうとしたら…
「七瀬さん!
勝手に私の部屋に入って………
………… ! !
な、七瀬さん…!
その手に持っているもの…!」
翔ちゃんだけじゃなく、水無月たちもいたみたいで…
水無月は、私の手に持っている香水を見て驚いていた。
「あぁ…これ…?
水無月使わないみたいだから…
私が貰ってあげようと思って…」
「誰にも触らせないように鍵をかけて置いたんです!
それは、危険なものですから…!」
な、なに?
危険なもの…?
「水無月、どういうことなんだ?」
南が水無月に不思議そうに聞いていた。
でも水無月は、南のそんな言葉を無視して…
「ま、まさか…
もう使ったんじゃ…」
私に質問してきた。
「な、なによ…
なんかあるの……?
使ったわよ…」
私がそう言った瞬間…
水無月は、鼻を隠すように手で鼻を抑えていた。



