BBB ~ 変人たちの集まり ~ ②


「翔ちゃ~ん!おかえりっ!」


私は、水無月の部屋のドアを開けて…

翔ちゃんに抱きつこうとしたら…


「七瀬さん!

勝手に私の部屋に入って………


………… ! !

な、七瀬さん…!


その手に持っているもの…!」


翔ちゃんだけじゃなく、水無月たちもいたみたいで…

水無月は、私の手に持っている香水を見て驚いていた。


「あぁ…これ…?


水無月使わないみたいだから…

私が貰ってあげようと思って…」


「誰にも触らせないように鍵をかけて置いたんです!

それは、危険なものですから…!」


な、なに?

危険なもの…?


「水無月、どういうことなんだ?」


南が水無月に不思議そうに聞いていた。

でも水無月は、南のそんな言葉を無視して…


「ま、まさか…

もう使ったんじゃ…」


私に質問してきた。


「な、なによ…

なんかあるの……?


使ったわよ…」


私がそう言った瞬間…

水無月は、鼻を隠すように手で鼻を抑えていた。