~ 優 視点 ~
暁くん、行っちまった…
どうすんだよ、コイツら…
「南さん。
翔を呼んできてくれないかな?
俺は、翔のメイド姿を間近で見たいんだよ。」
「ご主人様…
メイドにセクハラするのは、やめてください。」
言葉がもうセクハラだ。
「セクハラ?
兄弟でセクハラはないんじゃないかな~?
俺は、セクハラする奴等みたいに…
翔を厭らしい目で見たことはないよ?」
「……………ボス…
兄弟を厭らしい目で見ないのは当然です。」
濱田の言うとおりだ。
俺の近くに近親相姦があるのは嫌だぞ。
「てめぇー
俺は、お前らのご主人様だろ!
言われたことを素直に聞け!」
一人の客がメイドを足蹴りしていた。
俺は、すぐにその客たちのとこに向かった。
「どうかしましたか?」
俺は、倒れていたメイドを庇うように客の前に出た。



