BBB ~ 変人たちの集まり ~ ②


~ 優 視点 ~


暁くん、行っちまった…

どうすんだよ、コイツら…


「南さん。

翔を呼んできてくれないかな?


俺は、翔のメイド姿を間近で見たいんだよ。」


「ご主人様…

メイドにセクハラするのは、やめてください。」


言葉がもうセクハラだ。


「セクハラ?

兄弟でセクハラはないんじゃないかな~?


俺は、セクハラする奴等みたいに…

翔を厭らしい目で見たことはないよ?」


「……………ボス…

兄弟を厭らしい目で見ないのは当然です。」


濱田の言うとおりだ。

俺の近くに近親相姦があるのは嫌だぞ。


「てめぇー

俺は、お前らのご主人様だろ!


言われたことを素直に聞け!」


一人の客がメイドを足蹴りしていた。

俺は、すぐにその客たちのとこに向かった。


「どうかしましたか?」


俺は、倒れていたメイドを庇うように客の前に出た。