君を好きでもいいですか

私は白岡だから、15番以内に入ってるはずだ。

「あった。15番…。隣は…み、都!?」

「えっ、うそっ!?私16番!菜子の次!」

キャーキャーはしゃいでいたら、ガラガラっと扉があき、先生が入ってきた。


「はい、みんな席ついてー!!今日から皆さんの担任になる福屋 由美です。担当は家庭科!よろしくね」

きれいな先生だな…。

周りの男子たちは、「ちょー美人じゃね?」ってこそこそ言い合ってる。

「早速だけど入学式、行きますよ。背の順で並んでください。」


みんな一斉に廊下にでる。

私は身長163cmだから、後ろのほうだ。

みんな小さくていいなーと思っていると、

「はい、じゃあついてきてね!」

と、言われ体育館まで来た。


体育館に入ると、吹奏楽部の人達の迫力のある演奏。

先輩方の大きな拍手。

キラキラと光る照明。

とてもきれいだった。

自分のクラスの席につく。


ここからはほんとで長かった。

校長先生の長い話をきき、会長の話をきき、先輩の話をきき、やっと教室にかえってきた。

ふぅ、疲れたなぁ。

ため息ついてると福屋先生が、

「じゃあ役員きめますね!