私が竜くんのことが好きだと気が付いてから、早くも一月たった。

私と竜くんには、特に変わったことはない。


というか、それどころじゃない。


「菜子!またうとうとしてただろ?ほら、俺がみててあげるから、ちゃんと勉強しな?」

まひろくん…!


「うとうとなんてしてないよ!!ちょっと眠かっただけだし…」


「それがうとうとって言うんだろ?」


そう言ってまひろくんは私のおでこにデコピンしてきた。