「うん。」

次は音楽だ。音楽室まで行かないといけない。


教室を出て、C組の前を通ると、


「あ、西中くん」


誰もいない教室の中、一人黒板を消す西中くんがいた。

「都、先行っててもらえるかな?」

「お!?もしかしてあの子が西中くん?頑張ってね~!!」

「ありがとう」

照れながらお礼を言う。



そして、C組にはいる。


「あの、西中くん!」

彼は、こっちを向く。