約束ラバーズ




「試す?」



気付くと言葉がこぼれていた。


亜希の瞳に驚きの色が見えたが、すぐに消えた。



亜希に顔をゆっくり近付ける。


亜希は思考が停止しているのか、動かない。



距離が5cmを切る。





動きを止める。

「女じゃなかったら、ペットにでもなる?」


『え?』

亜希が目を丸くする。