こんなところも。

全てが可愛くて、愛おしい。



僕の体も心も、亜希のものなのに。


こみ上げる愛が止まらなくなり、顔を覗きこむ。







「亜希、」





幸せな日々が始まる予感がする。


それを知らせるように聞き慣れたチャイムが鳴った。




(完)