『本山君の事なんだけど。



この間、本山君とお話したの。

本山君は恋人いらないんだって。




だから本山君には、女子全員、告白禁止にしようと思うの。


告白したら、わかるよね?』




…バカバカしい。


相手にするだけ時間の無駄。


『わかったわ。』

呆れながら適当に返事をする。



『よろしくね!じゃあ』

黒川さんは貼り付けたような笑顔を向け、さっさと去っていく。