『うん。あの、 ごめんなさい…』 クッションに座り直しながら 小さくかすれた声でつぶやく。 「ううん、大丈夫?」 向かい合うようにラグに座る。 一瞬目が合った後、沈黙する。 長い沈黙。 静かな声で沈黙を破ったのは、僕だった。