『松原恭也です!よろしくなっ!俺は、一生懸命の子が大好きだっ!!』

先生はマイクを使わずにそう叫んだ。

正直、この時はかなり引いた。一番最初のあいさつにマイクも使わずに叫ぶ
正気の沙汰じゃない。

『え?あの先生何?名前忘れたけど、キチガイ?』

式が終わって教室に帰ってる時に、美雪にそう言ったのを覚えてる。

でも、だんだん元気でおもしろい先生にひかれていった。
元気がないときだって、先生の授業を聞いてれば元気が出た。

引っ込み思案な私は自分から先生に話しかけられなくて。何回もモヤモヤした気持ちになった。

一生懸命わかんないところを探して美雪と一緒に聞きにいったり。社会だからあんまり考える所がなくて探すのも大変だった。