「2年生の夏休みが終わった頃だよ、確か」
「あ、そうだった。すごいよね、優は。約1年間も叶わない片思いしてきたんだもん」
「うん…」

思い出がたくさん詰まった校舎を歩きながら思い出話にひたる。

「そうそう、優は最初先生のこと嫌いだったよね」

「嫌いっていうか、苦手だった。あのテンションについて行けなかった」

「いっつも、うるさい!とかうざい!とか言ってたもんね」
「そうそう、最初は本当にそう思ってた」

私が笑うと美雪も一緒に笑った。