それくらい好きだから一緒に居たいのだ。
「もしお嬢様が一条様との将来をお考えなのでしたら、美弥はこう思います。将来、お嬢様と一条様が結婚することになるとしたら、どんな家庭を築けるのか。」
「・・・そんなの分からない。」
「子供が産まれたら、どうやって育てるのか。」
「・・・・・。」
「結婚するのも、子供を育てるのにも、必要な物があります。愛情だけでは子供は育ちません。」
「・・・・・・。」
「それにどうやってご飯を食べていくのか。」
「・・・・働けばいいじゃん。」
「働くためには何が必要か。」
「・・・・・仕事・・。」
「じゃあ、伺いますが仕事とはどのようなお仕事ですか?」
「・・・そんなの分からない!」
「そうですね、まだ分からないでしょう。ですが仕事を得る為には知識が必要です。お嬢様は女性ですから、結婚すれば家庭に入られるでしょう。ですが、一条様はお仕事をされなくてはいけません。」
「・・・・。」
「まぁ、勿論逆でも構いませんが、でも女性は子供を産むのです。お嬢様は自分の子供がもし産まれたら、どのように育てたいと思いますか?」
「・・・・・それは・・・苦労させないように・・・育てたい。」
過去の自分を思い出し、絶対にそんな生活はさせたくないと思った。

