叶う。 Chapter3




幾ら毎晩、電話で話しても学校で顔を合わせても、一度触れ合ってしまうことを知ってしまった私達には、それは凄く寂しいことだった。

だから、少しでも時間があれば私は和也に触れていたいと思ったし、和也もきっとそう思っているのだと感じる。
こんなに近くに居るのに、何故か遠くに居るような不思議な気分になった。

だけれどお父さんは、決して門限を緩める気はないようだったし、泊まりも絶対許してはくれなかった。

私はそんなお父さんにプチ反抗期を起こしていたけれど、それでもお父さんはそこだけは絶対に譲らなかった。


確かに中学生の分際で、夜遊びやら泊まりなんて許されるわけがない。

そうじゃなくても、まだまだ子供なのだ。
お父さんに保護されて、育てられているのだからそれは仕方ない。


それにどんなに和也がしっかりしている人だからと言ったって、過ちを犯さないとは限らない。

それは私も同じだ。

きちんと避妊をしていても、それは100%安全な訳ではない。


そして万が一過ちを犯せば、私達は未成年であってその責任をとることは出来ないのだ。


だけれど私が余りにもしつこいので、せめて結婚出来る年齢になるまでは外泊も、門限も破ったら追い出すとお父さんは、はっきり言い切った。