幾ら毎晩、電話で話しても学校で顔を合わせても、一度触れ合ってしまうことを知ってしまった私達には、それは凄く寂しいことだった。
だから、少しでも時間があれば私は和也に触れていたいと思ったし、和也もきっとそう思っているのだと感じる。
こんなに近くに居るのに、何故か遠くに居るような不思議な気分になった。
だけれどお父さんは、決して門限を緩める気はないようだったし、泊まりも絶対許してはくれなかった。
私はそんなお父さんにプチ反抗期を起こしていたけれど、それでもお父さんはそこだけは絶対に譲らなかった。
確かに中学生の分際で、夜遊びやら泊まりなんて許されるわけがない。
そうじゃなくても、まだまだ子供なのだ。
お父さんに保護されて、育てられているのだからそれは仕方ない。
それにどんなに和也がしっかりしている人だからと言ったって、過ちを犯さないとは限らない。
それは私も同じだ。
きちんと避妊をしていても、それは100%安全な訳ではない。
そして万が一過ちを犯せば、私達は未成年であってその責任をとることは出来ないのだ。
だけれど私が余りにもしつこいので、せめて結婚出来る年齢になるまでは外泊も、門限も破ったら追い出すとお父さんは、はっきり言い切った。

