お前だけ。



✡翔平side✡



『これでも早い方』


と、ドヤ顔で言っていた玲。


てか、かわいすぎんだろ。


俺は初めて翔平と呼ばれた頃からまじで玲を好きになっていた。


いや、もー出会った頃からかな。


男っぽい口調で、生意気だけど、たまに見せるドジなところ、鈍感なところがかわいすぎる。


なにより、顔だろ。あ、て言っても俺は顔狙いとかじゃねえかんな?


目がクリクリで、髪の毛は長くて…って、なに言ってんだよ。俺。


『なにこれ?』

と言った玲。


今俺は、玲のビキニ姿を誰にも見て欲しくなくて、浮き輪を玲の体にスポッと入れた。


理由なんてわかってねえんだろうなと思いながら。



玲はこーいう鈍感なところがある。まあ、俺が好きだとか言ってねえからわかんねえだろうけど。

言えたらどんなにいいだろう。



でも、簡単に言ったところで、あいつはたぶん信じてくれないし、俺のことを嫌ってるんじゃないかと思っている。


『じゃーね!』

と、手を振って俺の前から去る玲。


でも、そんなことはしないと、俺は玲の横に並んで歩いた。


『俺が横にいないと変な男に言い寄られるかもよ?』


『なんでよ!あたしなんか誰も見てないよ!』


と、本当にわかっていない玲。



玲。周りを見ろ。お前を見ている奴らがたくさんいるぞ?


まあ、俺が歩いてからはそんなに、見られてないけど。


見るなと顔に表すと、男は玲を見なくなるけど、俺はどうやら独占欲があるらしい。



玲、好きだよ。