お前だけ。



『海だあああああああ!!』

と言うのはあたしの横にいる遥と、圭太。


『ひゃっほー!』

っと大げさに騒ぐおにいたち。

『れーいちゃーん?』


と、なぜかちゃん付けで、あたしを呼ぶ翔平。


『な、なに?』


『ナイスバディなお姉さん探して?』


はあああ?こいつはなにを言ってるんだーー??まあここは冷静に。冷静に。


『いいよ?』


『は?うそだよ』


と、笑う翔平。なぜか、ドキッとしたあたし。でも、何でもないんだと言い聞かせた。


『じゃ、着替えよっか?』

と言う、綾斗。ほんとに子犬に似てる。


『そうすっか!』

と言う、圭太先輩。


てか、なんであたし圭太先輩だけ先輩つけるんだろ。遥の彼氏だからかな?いやわかんない。けどまあいいや。


『玲!行こっか!!』

と、言う遥。


『ワクワクしてきたねーー!』

と、ほんとに楽しそうな遥。

『圭太先輩ドタキャンなくなった?』

と、聞くと


『んー、今んとこは』

と、軽く笑うように遥は言った。


『そっか!今日楽しもうね!』

と、あたしたちは会話をしてビキニに着替えた。

『行こっか!海!』

と、遥が言う。

『うん!いこ!』


『遅いぞ!』

と言うおにい。

『いいじゃん!これでも早い方』

と、生意気に言うあたし。

みんなが海に行ってからあたしはなぜか翔平に止められた。


『なによ?』


『相変わらず生意気だな。』

『さっきと変わりませんよーだ!』

『それはそーだろ。お前はバカか。』

『ば、バカああ?ま、まあいいよ。バカだもん。てか、あっち行きたいんだけど。』

と、みんながいる方を指差して言うあたし。


『待て。遥、これ貸してやるよ。』


と、あたしの体にスポッと入ったのは浮き輪。


『なによ?これ』

『浮き輪だよ。』


と、ドヤ顔で言う翔平。


『そんなの、わかって、るよ』

と、爆笑中のあたし。


『な、なんで笑ってんだよ。』


『だって、あたし泳げるよ?』


『ちっげぇよ!とりあえずそれはめとけ!』


と、怒りながら?困りながら?言う翔平。