『玲!圭太からメールで、明々後日海だってさ!いける⁇』
明後日ええ??まあ、いいや。楽しもううん。
『あたしはいつでも暇だから。』
と、家方向に歩くあたしたち。
遥は今日、あたしの家に泊りに来る。
理由は特にないけど、最近良くあたしの家に来る。
『ねぇ、玲?』
『ん?あたし、圭太にドタキャンされたの。』
と話し始める遥。
『え?いつ?もしかして今日?』
『ううん。この前の日曜日。でも、ドタキャンは前から結構あったんだ。』
『そんなことはやく教えなさい!遥のばか。』
『ごめん!つい言い忘れちゃって。』
『でも、海、一緒に行けるし、楽しむ!てか、一緒に楽しもう!玲!』
と、どこか悲しげな遥。
でも、そんなことを言う遥が本当に楽しみって感じだったからなにも言わなかった。
『でも、遥。何かあったら言ってね?いつでも頼っていいんだからね?』
『ありがとう。玲!』
と、元気になったっぽい遥。
そのあとは海でしたいことや、他愛もない話をして、眠りについた。

