夏休みはあっという間に終わってあたしは学校の準備をしている。


『あ、あ、やばやば!!』


『なーによ!あさからうるっさいわね!』

と、少し怒り気味で言うお母さん。


『おい、お前今日翔平と行くのか?』


と、おにいがあたしにきいてくる。


『んー、わかんなーい!』

ピーンポーン


『はーい!なになに朝から騒がしいわね』


お母さんがドアを開けると


『あ、うーす!おはざいます!』


と、元気よく言う翔平。

ん?翔平?ええええええええぇぇぇぇ⁉︎



『おす!翔平!』


『あ、俺のかわいい妹ちゃんは準備中だから待ってやって』


おにいはかわいい妹ちゃんとかバカげたことを翔平に言った。


『ん。わかったー。』


『しょ、翔平!待って!!今いくから!』

焦り気味に叫ぶあたし。


『待ってっからそー焦んなよ。』

って、優しく言ってくれてるけど

遅刻しそう!やばい!



『はいっ!おっけ!いこいこ!』


はやくはやくと言いながら翔平を押すあたしだけど、翔平は

『大丈夫だって。チャリでいくぞ。』



『な、な、な、あたし1人置いてく気なのおおおおお⁇』


『んなわけねぇだろ。2ケツしてくぞ。バカか。』


『2ケツなんて、絶対無理無理無理!だって重いし!動かないよ?』


はぁとため息を着く翔平。



『乗れ。行くぞ。ほってくぞ?遅刻すっぞ?いいのか?』




『い、行きます!乗ります!待って待って!』