✡翔平side✡
『好きだからだよ。』
俺は勢いで言ってしまった。
やべ!
どーしよ
でも今更、嘘とか言っても嘘じゃねぇし。
この勢いで告るか…
勢いにまかせるのはよくねぇけど、これは、もー言うしかねぇだろ。
『俺、玲が好きだ。』
『ぅえ?え?』
ぜってぇ、俺振られる。
わかってるけど、もー止めらんねぇ。
『俺、玲がずっと好きだった。話したときから、あじゃなくて、会った時一目惚れしたかも。』
『えええええええぇ⁉︎』
『おま、声でけぇ!』
『あ!ごめん!』
と、そわそわしている玲。
どーせ、断られ
『あ、あたしも好き』
は?夢なんだろうなと思っていた。
でも、俺ぜってぇ、本気で告ったよな。
『あ、聞いてる?あたしも!翔平のことが好き!大好き!』
『だ、だから!そのーんー。』
好きとか、大好きとか、俺に言ってるからまじで俺自惚れてもいいのかな。
これ夢じゃねぇの?
しかも、何を言おうとしてるのか玲は何かに迷っている。困っているといったほうが、いいかもしれない。
『んーなんて言うの?付き合ってあげてもいいよ?なんて言うの?わからん!!』
と、なぜか上から目線で俺の告白の答えを言った。
『お前。さっきから聞いてるとすげぇ上からだな。』
俺は玲に低い声で言ってやった。
『ごめん!わかんなくて。その、あたし両思いになったことがなくて、告白されたの2回くらいだよ?』
『てか、これ夢じゃねぇの?』
『え?何言ってんの。ついに頭おかしくなったの翔平?』
『夢じゃねぇの?まじ?めっちゃうれしんだけど。』
『ちょ、翔』
俺は座っている玲に抱きついた。
『ちょ、え?ちょ、か、かわいすぎ。』
と、なぜか玲に言われる。
『お前まじで殺すぞ。彼氏に向かってかわいいとか。ざけんな』
笑いながら言った。が、俺は玲の方が何倍も可愛いと思う。
『玲、』
『ん〜?』
と、かわいく言っている玲。
『好きだよ?お前は俺だけのもんだかんな。』
『はふ?え?』
変な声ばっかでんな。玲は。
まぁそんな玲もかわいいし、好きだけどな。
なんて、恥ずくて言わねぇけどな。

