バスケットボールに触ったのは
たしか幼稚園に入る前、

いちお日本代表をやってた親父は
息子の俺にどおしてもバスケを
やらせたかったらしい、

それからバスケにのめり込んでいった


朝起きてリビングに向かう

「あら、翼おはよう」

「おはよう」

「あなた、新聞は食べてからにして」

親父と母さん、今年40になった二人は

誰が見ても美男美女、親父は
さっきいったとおりの人だし

母さんはファッションブランドの女社長

ってゆってる場合ぢゃねえ!

「いってきます」

ボールを腕で回しながら歩く

「翼ッおっはよ!」
そう言って俺の肩に腕を回す
この無駄にでっかいやつ、

片桐廉斗-katagiri rento-
193cmに似合わない童顔
まあ、イケメンっちゃイケメンだから
もてる。


「おはよーございまーす」

よし!バスケするか!