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朝礼前の職員室会議を終え、長ったらしい校長先生の挨拶とやらを聞かされている俺はドン底の淵にいた。







ちなみに、理由は校長先生とは別にある。









たしかに、校長先生の話を聞いているこの瞬間は時間の浪費といえるだろう。














ふと、"校長先生"は、生物学上に存在する1つの生き物なのではないだろうか。と考え始める











そう思う理由は簡単。みんな話が長くてつまらないから。











そんな冗談に心の中でイタズラに笑う。

だが、それも束の間
また突然それていた気持ちが元いた淵に戻ってきた。














今俺をドン底の淵に追いやっている原因、








それは、朝の職員会議で言い渡された受け持つクラスにあった。






教師になって2年目の俺は
クラスを受け持つのは初めてだ。







もっとも新米教師の俺は副担任。だがそれでもクラスを受け持つということは俺の生活において、また、モチベーションにおいて重要となってくる。






俺が受け持つクラスは新一年生の中の一つだった。






当然といえば当然だが、




朝からガキの相手をさせられて嫌気がさしていた所だというのに、
それよりも更に2つ下のガキんちょと毎日過ごさなくてはならなくなったのだ。





他の先生達は2年目でクラスを受け持つのは快挙だと褒めてくれた。

だが、どこに所属する事もなく気が向いた時に周囲の先生たちのカバーをしてればいいこのポジションが気に入っていた俺にとっては喜ばしい話ではなかった。






入学式中だというのに今すぐここで頭を抱えてしまいそうだ。