夜空の琥珀

 
「ごめん、嘘ついた! さっきのため息、部活疲れなんかじゃない」


「じゃあどうして……」


「それは……言えない」


「どうして? 迷惑になるから?」


「ち、違うよ! 若葉くんを頼ってないわけじゃないの。どう言ったらいいのかわからないだけ。

 もしものときは真っ先に話すから、今は気にしないで?」


「……うん、わかった」



 若葉くんは渋々、といった様子でうなずいてくれた。