私がそう言うと、双子の父親は不適に笑った。
「じゃあ、話は以上だ。期限は3日だ、そのうちにお前の過去を清算しよう。そしてお前は3日のうちにこの家を出ろ。荷物は持って行って構わん。お前の事が気に入ったから特別に餞別をやろう。」
双子の父親はそう言って、帯のついたままの札束を二つテーブルに投げつけるように置いた。
「引っ越すにも、お前じゃまだ家も借りれないだろう。月島の名前を使って構わない。もし何かあれば、ここに電話しろ。お前の名前と同じ人間がいる。父親と言う事になっている。」
「ありがとうございます。」
「……お前には期待しているよ。」
双子の父親はそう言って悪魔のような笑みを見せると、待機させていた人達を連れてリビングを出て行った。
シオンもレオンもその後に続いた。
二人は同時に振り返って私を不安そうに見つめたけれど、私は双子を安心させたくて笑顔で手を降ってこう言った。
「絶対にまた会えるよ!ママにも伝えてね!」
そう言った私に、レオンが泣きそうな顔をした。
シオンはただ、いつもみたいに頷いただけだったけれど、私にはそれだけで充分だった。
リビングの扉が、パタンと閉まった。
その瞬間、私はその場に崩れ落ちるように膝をついた。
玄関の扉が閉まる音が聴こえた瞬間、私はその場に蹲り咽び泣いた。

