叶う。 Chapter2






「かぞくになれるの?」


私がそう言うと、シオンはこう言った。



「アンナには家族がいないから、なれるよきっと。」



シオンはそう言って優しく笑った。


「ねぇ、アンナ。約束しよう。」


シオンはそう言って、暗くなりかけた公園で私に小指を差し出した。


私もそんなシオンの小指に、自分の小指を絡めた。



「僕達が大人になったら、ずっとずっと一緒にいよう。僕がずっとアンナを守るよ。だから・・・・」



――――――・・・・・結婚しよう。



シオンはそう言って、私にキスをした。



―――――・・・・約束だよ。




私達はそう言って、小指をきつく絡めた。



それから歩きつかれた私は、そのままシオンの小さな腕に抱き寄せられて眠ってしまった。

もう10月の夜は肌寒かったのをなんとなく覚えている。

だけれど2人寄り添った私達は、何故かとても温かかった。

それは心が温かかったからかもしれない。