【結の気持ち】

薫が、保険証をとってきてくれた

痣のことがあるから

それに……


「薫!1人で行きたい」

「ダメ!サボったりするだろ!」

「お薬とか出るからわかるでしょ」

「そうだけど……」

「信じて!!車で寝てて!!」


あたしは、1人で中に入った


色々な検査をした


先生から、すぐに入院するように言われた

頭に血の塊があるって

やっぱり!!


家に帰るたび

叔父さんに殴られていた

夏休みの終わる頃には

あたしの左目は見えなくなった

左側の頭が酷く痛む

その後は、鼻血がでて

吐き気やめまいに苦しむ

顔色の悪さを隠すため化粧をはじめた

分かってた

たぶん、良くない病気だって

手術出来ない場所っていうから

入院は断った

処方箋もって車に向かう

痛みとかを和らげる薬とかなんとか

8種類も出てる


「お待たせ!!次は薬局お願いします!」

「長かったな?元気になったか?」

「注射って、効くよねぇ」

「のん気だな。んで?なんて?」

「精神的なものって」

嘘をついた

「偏頭痛と鼻血とかのお薬出たよ!
薬よりも、
あたしには癒しが必要みたいだけどね」

元気に振る舞った

「なんなら、癒やすけど~?」

「やだ!変態教師!」

薬局で、薬貰った

「げっ?そんなに?何の薬だよ!」

「だから、偏頭痛やらだって!」

大丈夫!この嘘を突き通す!

「薫…今日、このまま帰っていい?
なんか疲れたし」

「了解しました!」

薫は、途中スーパーに寄ってくれた

アパートの下でお別れした