【佐山の気持ち】

保健室に連れて行き寝かせる

「ごめんなさい」

「頼れっつっただろ!これくらい気にすんな!」

「薫…学校辞めたい……」

「なんで?」

「しんどい……もう、ムリ……」

高橋のことか…

「七瀬…今は、すげえ辛いことも
いつかは、宝物になるんだぞ?」

「ちが……」

「ちがう?」

「薫…ごめん、1人にして」

「七瀬!お前、やっぱ病院行こう?」

おかしい!

七瀬…病気じゃないか?

「薫…なんで、あたしだけ生きてるの?」

「お前が生かされてんだよ!お前のこと
大事に思ってる人達からな!」

「あたしの大事な人は死んでいくのに?」

「高橋のこと?」

「違う……ごめん、ほっといて」

「無理すんな!言えよ!!」

「傷口に塩だから、ほっといて」

「俺は塩じゃねぇぞ!」

「ごめんなさい」


七瀬が涙ぐむ


どうして頼れないんだ?

俺は、お前の味方だぞ!?

頭を撫でてやる

「1人で抱えんなよ!何でも言えよ!」

「ごめんなさい」

何回目かのごめんなさいの後、七瀬が眠る



1人暮らしだったな……



無理矢理に病気連れて行くとややこしい

虐待のことは、知ってるし!うんうん!

病院にもきちんとして……


「佐山先生…百面相?」

「木谷先生!!考えごとしてまして…」


見られてたのかよ