1週間後の佐山が、部活休みの日

2人で結のとこへ


叔母さんしかいなくて


「お友達と屋上に、散歩しに行きました」


ってことで、佐久間だろうと思いつつ


2人で屋上へ









屋上には、何組か散歩してる人がいた


その中に、結と、佐久間を見つけた

佐久間が、結を抱きしめていて

佐久間の肩越しに結と目が合う

にこっと笑ってくれたから

近くに行くと「祥斗?泣かないで?」って

結が励ましてて、泣いてるんだってわかった

佐「どうした?佐久間?」

結「祥斗?」

俺「佐久間?」


佐久間がやっと結を離したかと思ったら

俺らの前で、結にキスした


結も佐山も俺も、、驚いて固まっている


祥「ごめん…」

結「いいよ…」

祥「結…ごめん…」

結「いいよ!つき合おう!」


佐、俺「「 え!!! 」」


祥「結…ごめん…」

何で、佐久間が謝ってて

何で、俺らの前で結がオッケー出して…

え?

なんだよ!この展開!!!


結が俺らに背を向け、少し歩く


結「祥斗…今度はちゃんと、好きになる努力します!」

背を向けたまま、言った

俺「結!俺…」 好きって言いたかった

結「恭ちゃん!もういいから…
あたしのこと、覚えてないんでしょ?」

俺「……」


何も言えなくなった


結「あたしは、祥斗を好きになる!」

祥「ごめん…」

俺の隣で泣いてる佐久間の肩をポンと叩く

俺「遠慮すんな……結を幸せにしてくれ」


俺のが、なきてぇわぼけぇーーとは

言わずに

強がった……

だって…本当に覚えてないんだ

結のこと、全然……






佐山は、何も言わず一緒に車まで来てくれた



今度こそ……本当に失恋だ