「夏休みに、きくっちーと彼女デートしてるって目撃情報でたけど彼女いるの?」





帰る用意をしている手が止まる。


固まったまま隣で帰る準備をしている唯の方へ目だけ向ける。





「え?人違いじゃない?」




もうすぐ25歳の誕生日を迎える先生。

結婚を考えるような彼女がいたっておかしくない。





「な~んだそっか。じゃあねきくっち~」





チッ、だからそのあだ名ダサいんだって!!!!