その子は泣きながらホテルに入っていった。
先生は少し小さくため息をついて、動かない。
私はそっと出てトイレに行った後、また唯といた場所に戻った。
その後は部屋で唯にさっきの話をして、
なぜか私は泣いた。
先生に告白したのは絶対あの子だけじゃない。
今までにもたくさんあって、みんなにあぁやって言っているんだろうな。
「見てるだけでいいやって思ってて。少し話しただけでも幸せで。先生だからって言葉で仕方ないやって割り切れてたの。でも最近ね、先生だけどって言葉に変わってて。見てるだけじゃ嫌で、もっと話したくて、先生の特別になりたいって思い始めてて。」
私の話に黙って頷く唯。

