あのしゃべらなかった期間なんてなかったかのように普通に話せていて。


進路の話が主だったけど、あっという間に、夜景の綺麗な場所に着いた。



ちょうど暗くなったくらいで、すごく夜景も星も綺麗な場所。


車から降りて、しばらく見入っていた。





「先生、私のわがまま聞いてくれてありがとうございます。」





「いいえ、どういたしまして」





ふわっと笑う先生に、キュンとする。





「話、聞いてください。」





私は大きく深呼吸をした。